人工内耳
人工内耳とは
人工内耳とは、耳の中に電極機器を入れ、聴覚を補助する機器です。人工内耳は音声分析装置、聴覚神経を刺激する電極、電波送信・受信機からなっています。
人工内耳は、基本的にどちらか片方の耳に装着します。埋め込みの手術後は、なれるために1,2ヶ月のリハビリが必要になるようです。装着されたマイクが音を拾い、体外にある分析装置を通し電気信号に変換後、内耳にある電極に送られて聴覚神経を刺激し、その結果音声として認識できる、というしくみになっています。
人工内耳が有効な人
人工内耳の手術をしても有効な人と有効でない人がいます。以下は人口内耳を装着して有効な人です。
- 両耳ともに100dB以上の難聴であり、言語を習得した後に難聴となった人
- 補聴器をつけても会話不可能な人
- 慢性の中耳炎といった炎症が耳に無い人
- 糖尿病、高血圧、腫瘍といった合併症を併発していない人
人工内耳と補聴器との違い
補聴器の役割は音を増幅することにあります。そのため、重度の難聴の人や高周波の難聴の人にとっては役に立ちません。それは上記の人にとって増幅された音は聞こえないか、歪んだ音にしか聞こえないからです。これは耳の損傷した部分を通して音が伝えられるからです。
人工内耳の役割は音の増幅ではありません。耳の損傷した部分を介さずに、電気信号に変換した音を聴神経に直接届けるのです。そのため重度の難聴や高周波難聴の人にも音が聞こえるようになるのです。
人工内耳の動作プロセス
人工内耳は以下のような動作プロセスで音声認識をします。
- 音を耳後部のマイクで拾う
- 音をマイクからスピーチプロッサへ送る
- 音声を解析しコード信号に変換
- コード信号を送信コイルに送る
- 皮膚を通してコード信号をコクレアインプラントに送る
- コード信号を電気信号に変換
- 信号を電極に送り,聴神経を刺激
- 刺激が大脳で音と認識される
人工内耳は完璧か?
結論から言えば、人工内耳をつけたからといって100%聞き取れるようにはなりません。一般的には、大声のような声が普通の声のように聞こえるというのが現状のようです。中には劇的に聞こえるようになる人、またほとんど効果のない人、というように人それぞれとも言われています。
人工内耳の場合、装着したままでも水泳や入浴が可能というのは大きな利点です。ただし、より水圧のかかるスキューバダイビングとか、衝撃のあるボクシングなど、機器を圧迫したりおおきな振動を与えることは不可となります。また、健康保険適応であるというのも大きな利点といえるでしょう。
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難聴の悩み


