子供の成長と包茎
英語圏の国々(特にアメリカ)で包茎手術が行われていたのは、余計な包皮を残しておくとマスターベーションをしすぎたり、恥垢が溜まることで亀頭包皮炎にかかるなどの悪影響を考えられてのことでした。要するに、害のあるものである包茎は、赤ちゃんのうちに除いておくほうが後で困らないという考えです。
赤ちゃんと包茎
20世紀半ば、イギリスの医師によって「包皮によってペニスは守られている」という見解が発表されるまでは、包皮は盲腸と同じように無用のものであるという考えが一般的でした。しかし、イギリスの医師は、赤ちゃんの包茎手術は合併症の併発や死亡事故を誘発する恐れがあると発表したのです。
それ以降、ヨーロッパ諸国では赤ちゃんの包茎手術は急速に減っていきましたが、アメリカだけは減少することなく今日でも赤ちゃんの包茎手術は当たり前のように行われています。しかし、世界的に見れば、現在15歳までに包茎手術を受ける男性は全体の4%程度まで下がってきており、包皮性悪説は崩壊したと言っても良いでしょう。
ペニスの発達プロセスと包茎
赤ちゃんのペニスに包皮ができはじめるのは受胎後8週頃になってからです。包皮は、ペニスの成長に合わせて同じように成長していきます。
妊娠16週頃になると、包皮はペニスの先端部までを被い隠すようになります。結果、赤ちゃんのペニスの亀頭はすっかり隠れてしまいます。赤ちゃんの包茎の完成です。このようにして、包皮は大切な赤ちゃんのペニスを傷から守るのです。
最初、赤ちゃんの場合包皮の内側と亀頭とはぴったりくっついている状態になっています。これが年月が経つにつれ、包皮と亀頭の間には隙間ができ始め、隙間が亀頭との接地面全体に広がるようになってきます。これが完了すると、赤ちゃんのペニスも、亀頭を露出できるようになるのです。
子供(小児)の成長と包茎
子供の包茎は3歳くらいになると、60%くらいがすでに反転できるようになっているようです。ただ、これには個人差があり、いくら反転できるようになるからといって、すでに子供(小児)の時期から包皮を反転させなければいけない、というわけではありませんのでご注意を。
子供によっては、少年期に包茎を反転できるようになる子供もいれば、中学生、高校生になってから包茎を反転できるようになる子供もいます。要するに、むければOKであり、むけて亀頭が露出でき、それが痛くなければ大丈夫なのです。
ペニスへの興味と包茎教育
子供は、最初は何気なく触っていたペニスへ興味をもち始めていきます。それは、自分のペニスが包茎であるかどうかを考える以前に、すでに包皮をむいてみたり引っ張ってみたりといった行動で現れてきます。親としてはどうしても性教育は気恥ずかしいため、ついろれらの行動を制しがちです。しかし、そこはぐっとこらえて行動を制するのではなく、
- 包茎を反転させることの必要性
- ペニスに対する包皮の役割
等をその子供の年齢にあわせて解かるように説明してあげることが必要となってきます。
そして、子供が自分で痛がらずに包皮をむけるようになってきたら、入浴時に恥垢(ちこう)をキレイに洗い流すよう促してあげることが大切です。これは包茎体操としてだけではなく、亀頭包皮炎の予防のためにも必要なことです。
何故、包皮をむくことが必要なのかということについて正しく性教育をすることは、子供が包茎に対する偏見を持たなくなるために必要なことです。それが包茎に対してのいじめや偏見をなくす第一歩となっていくからです。
子供の包茎とむき方
子供の包茎は包皮がむけるようになってきたら、速やかに小さな頃からむく練習をさせてあげましょう。むき方のコツとしては
- 毎日おしっこや入浴のたびに包皮をむく体操をします。
- 出血すると、子供が恐れるようになりますので無理はしないようにします。
毎日続けることで、包皮がむけるようになってきたら次の過程に移ります。
- 包皮口を広げ、自分で優しく恥垢をふき取るようにさせます。自分でできない場合は親がやさしくふき取ってあげます。
- 亀頭と包皮が完全にはがれていない場合は、毎日少しずつはがすようにし、無理はしないようにします。
このように指導していくと、子供も恐れることなく包皮をむくことに慣れていきますので、子供のうちからこのような包茎体操をさせ、子供のペニスを清潔にしてあげましょう。
少年期と包茎
少年期に入ると、周囲の人間から色々な性的情報がはいってくるようになることも影響してきます。このことが子供たちに包茎について色々と思い悩むようにさせていきます。特に、中学生高校生になってくると、情報もたくさん入ってきますし、ペニスも成長し性的にも非常に興味をもち始めるのでなおさらです。
中学生と包茎
男の子は女の子と違い、ある程度の年齢までは非常に無邪気です。小学校の高学年まではペニスを冗談で見せ合ったり、お風呂で見られたりすることにも気にしなかったのが、小学校高学年から中学校にかけて、急に恥ずかしがるようになります。これは男性の体が中学入学頃を境に急激に大人の体へと成長していくことにも起因しています。
その証拠に、中学生になると、男性はホルモンの影響で身長も女性より高くなり、筋肉質になって男性らしい体つきになっていきます。それに伴って、ペニスも生殖器としての機能を供え始めます。
ペニスもだんだんと成長し始め、亀頭も露出するようになってきます。自分と同じ年頃の女性の体を意識し始めるようになり、夢精をしてしてしまうのもこの時期の特徴です。
同級生や先輩からの情報によりオナニーも覚えたり、SEXに関する本を見たり、インターネットでヌードを閲覧したりといったことに興味をもつようになってきます。
また、大人や周りの人の固定観念から、「(仮性)包茎は悪である」、という間違った情報が入ってくるため、(仮性)包茎であるかそうでないかが大きな関心事となってます。ペニスの成長の具合で包茎でなくなったものは優越感に浸り、(仮性)包茎となったものは劣等感にさいなまれるようになります。
日本の現状として、6割以上が(仮性)包茎であるであるからこそ、包茎でないことが素晴らしいという認識をもたらしていると考えられています。
高校生と包茎
高校生になるとペニスも成長し、大半の男性がオナニーを経験しているため、自分が包茎であるかどうかは自覚できるようになってきます。高校生までには、ほとんどの男性はオナニーを経験しているため、自分のペニスがむけるかむけないかはすでに自覚しているからです。
さらに、女性と付き合う人も多くなり、早熟な場合はセックスをする可能性も出てきます。そうなると、女性に自分のペニスを見られる可能性もでてくるため、(仮性)包茎では恥ずかしい、と劣等感を持つものも出てきます。
仮性包茎の場合はセックスになったとしても別段問題はありませんが、嵌頓包茎(カントンほうけい)の場合はセックス自体に支障がでてくるため、心の問題は体の問題と同様さらに深刻になります。
このように、高校生においての包茎の悩みは中学生以上に現実みを帯びてくるためにより深刻なものとなります。このような悩みの解決のため、高校生くらいから包茎手術や包茎治療を考えるようになってくるようです。
カテゴリ
包茎の悩み


